私どもが求める表面仕上げ




私の趣味のひとつは車です。
車を運転しているときは、アイデアに煮詰まった際もしばし忘れることが出来ます。
仕事柄、荷物を積んで走ることが多いため車種の選定ではどうしてもワゴンタイプになってしまいますが、本当はスポーツカーが大好きです。
あの空気の流れを切り取ったようなデザインには、私ならずとも心を奪われてしまう方も多いのではと思います。
あの「かっこよさ」は何処からくるのでしょう?
性能を表現して余りあるあのデザインは・・・
「あの質感をトイガンで表現できないものか?」私どもの製品の外観・表面仕上げ工程における命題です。
銃は「戦うためのツール」です。
当然荒々しさが表現でなくてはいけません。
であるからこそ同時に、美しさも求められます。
この二律相反する条件をバランスよく表現するためには、まずは個々のパーツの仕上げにこだわります。
2種類の燐酸処理(パーカーライジング)や、色調にこだわりぬいたアルマイト処理、はたまたこうする全パーツに施される手仕上げによるバリ処理など快挙に暇がありません。
さらに、そのパーツ同士がそれぞれの美しさを競い合うのではなく、全体として「一塊」に見えるよう注意を払います。
実銃を模倣することこそ美徳と言うトイガンの世界において、サイズと言う絶対的な部分はさておき、材料の差に起因する微妙な見え方の差を「演出」として積極的に表現しようと努力するわけです。
アルミや亜鉛をあたかも鉄であるように「見せる」わけです。
銃になれていないごく一般的な方は、私ども製品をご覧になって「怖い」と、感じるかもしれません。
それは、極めて普通の感覚で、かつ私どもの狙いどおりなのです。
その狙いとは、「銃は危険なものである」と言う表現を、製品そのものがすることによって、得られる逆説的な安全も存在すると言う考え方です。
私どもの製品を気軽に取扱う方は少ないと思いますが、銃であることは認識しても同時に玩具であることも分かりやすければ、不注意な取り扱いによる事故の可能性は増大します。
私どもが、時として実銃以上に積極的に「危険」を表現しつづける理由がそこにあります。

スポーツカーのデザインには「スピード」を感じます。私どもの製品には是非「迫力」を感じていただければ幸いです。